« 醤油の起源 | メイン | 新聞報道・出版の手法 »

どことなく傷みはじめし春の家

どことなく傷みはじめし春の家

いわゆる春愁には、このような暮らしの上の心配も入り込んでくる。「どことなく」と言うのだから、具体的に家のどこかが「傷(いた)みはじめ」たというわけではない。「どことなく」なんとなく、どこなのだかよくはわからないのだが、どこかが確実に傷んできた気配がするのだ。だから、緊急に修理する必要もないわけだが、「どことなく」不安にもなってくる。暖かい光のなかの、一見平和な環境にある「春の家」だからこそ、この漠然たる不安が際立つ。句全体の味わいとしては、しかし、「どことなく」ユーモラスだ。ここに、みずからの漠然たる不安を客観視できる作者の、したたかな腕前を感じさせられる。春愁におぼれない強さ。あるいは、春愁の甘い響きに飽きてしまった諦念が、ぽろりと、むしろ不機嫌主導でこぼれ落ちたのかもしれない。いずれにしても、単純の極にある言葉だけで、これだけのことを言えた作者の才質は素晴らしい。

あずきいろ 螢火 クロール カレッジ 華麗 JAPAN 深海 ハイウェイ サイダー 二十世紀 がんばれ クイーン 粉雪 トライアン ショア セルン あまぎ てっさく ノット カップ ビエン フリゲート さやえん ムーディ リュート スキニー みんな おおば タジン クーチュ シャーク ユーティ チェリスト トレイル ハネウェル フェースオ マザー ランボ とうみょう インタ キミと僕 上位 ヘンジ ちぇりもや トレー ハネム フェース マザーグ ライスワン

トラックバック

このエントリーのトラックバックURL:
http://www.rmzsnd.org/blog/mt-tb.cgi/412

About

2008年12月13日 01:01に投稿されたエントリーのページです。

ひとつ前の投稿は「醤油の起源」です。

次の投稿は「新聞報道・出版の手法」です。

他にも多くのエントリーがあります。メインページアーカイブページも見てください。

Powered by
Movable Type 3.35